花貫渓谷で紅葉狩り


茨城県高萩市の花貫渓谷で紅葉を楽しむなら、午前中早めに行ったほうがいい。
私が着いたのは午前11時30分。
すでに駐車場(花貫駐車場)は満車で、待機列ができていた。
入れるまで30分以上かかりそうだったので、Uターンして手前にあった花貫ふるさと自然センターの駐車場に停めた。
ここから花貫渓谷へは歩いて15分ほど。
また、花貫ダムへもここから10分ほどで行ける位置にある。


お昼前なのにもう戻ってくる観光バスがちらほら。
途中、名馬里ヶ淵(なめりがふち)に寄る。
滑り台のような小さな滝が流れる淵だ。

名馬里ヶ淵
 この地にまつわる昔話がおもしろい。
名馬里ヶ淵の伝説
(高萩市観光協会サイトより)

異形を排除(大抵何の罪もない)
→天変地異(タタリジャー!)
この手のお話はどこにでもあるよなぁ。

そんなに急坂でもないのに激しい水流で、眺めていると吸い込まれそうだった。





花貫駐車場には、けんちん汁など食べ物を販売するテントが並んでいた。
だがしかし先に吊り橋へ向かう。


吊り橋への山道はゆるい上り坂だ。
左下には花貫川が流れている。
紅葉している樹は思ったより少ない気がした。

吊り橋はけっこう揺れた。
にもかかわらず、橋の上で記念撮影する人が多かった。
ぜったいブレるとおもう!
渡りきった所にベンチが並んでいたので、端に座りしばし休憩。
目の前には高萩市のゆるキャラ「はぎまろ」がサンタの衣装で建っていた。なぜかお賽銭が供えられている。

 




渓谷は午後2時すぎには日が差さなくなった。
駐車場問題の他に午前中に来たほうがいい理由のひとつだ。
花貫駐車場のそばでは小さな滝を二つ楽しめる。
不動滝と乙女滝、私は乙女滝のほうが好み。(写真撮ったけれどブレてた)


駐車場に並ぶテントで買ったきのこおにぎりがおいしかった。
日の落ちる速さに不安を感じつつ、ふるさと自然センターへ戻る。


午後3時。
センターの閉まる4時までに花貫ダムを見に行って戻ってこようと向かったが、太陽が山の陰に入る直前で思い直して引き返した。

ダム湖にはカワウやカモがスィーッと泳いでるのがみえた。それ以外はとても静かだ。
背中側の山から笑い声のような鳴き声が聞こえてビビったり、枝の折れる音にビビったり。


紅葉は見頃のはずなのに、なんだか物足りない感じがした。
こう、バーン!と迫ってくる紅葉というより、あるがままの中の彩りという感じで...
ここでなくては!という気にならないというか...
もっと早く来ていたら違ったかもしれない。
もう一つの駐車場への道は素敵だったかもしれない。
今の自分の心のせいなのかもしれないなぁ。

コメント